東日本大震災をテーマにした映画の《上映会》を開催しました

宮城県・石巻市大川地区出身の佐藤そのみさんが、自らの体験をもとに制作した映画「春をかさねて」と「あなたの瞳に話せたら」の2本を上映しました。

12月1日上映会当日には、70名以上が来場し、映像監督の佐藤そのみさんも会場へお越しくださいました。アフタートークでは、佐藤さんは「当時から、被災者だからこう生きなきゃいけないと思い込んでいる自分がいた」と被災者の胸中を語られました。一緒に登壇した看護学部(4年次生)人間福祉学部(3年次生)や会場からも「被災者一人ひとりに焦点を当てることができていなかった」、「被災者というくくりで見るのではなく、今を生きる人なんだなと実感しました」、「中学生のころに大川地区を実際に訪れたが、わかったつもりになってはいけないと思った」などの多くの言葉が寄せられました。参加した大学1年次生のなかには、震災当時は、まだ保育園児で記憶も不確かながらも、自分事のように涙を流す学生もいました。

震災から12年、過去の災害と向き合う貴重な時間を共有できたと思います。

★今回の上映会は、学内で防災減災活動に取り組む学生と教職員(Team-HUG)が企画・開催しました