科目・実習紹介

佐久大学では、学生が看護職を目指して主体的に学べるよう、授業内容を工夫しています。1年次前期の「導入基礎演習」で看護を学ぶための基礎を作り、後期の「看護展開論」で専門職としての学び方を習得。2年次以降の実習をより実践的・効果的なものにし、4年次での専門性の高い「看護学研究」へつなげます。

科目紹介

  • 導入基礎演習 (1年次前期)

    これから看護師を目標に学んでいくための学修方法を習得する科目です。チューターグループによるプロジェクト学修とポートフォリオ作成による個人学修を並行して行うことで、日々学んだことが自分の中で整理され、目標が明確になります。

    看護学科1年

    N.S.さん

    自分にはない考え方や、意見をまとめ上げる喜びを知りました。

    プロジェクト学修の共通テーマは「10年後の看護」。私たちは「がんから見る10年後の緩和ケア」というテーマを設定。グループ内では毎回議論が白熱し、意見が平行線になることも。ただ、自分にはない考え方を知り、最後にまとめ上げたときはチーム作業の強みを実感! その過程をポートフォリオで振り返るたびに自分の成長や足りない部分が見えてきて、もっと学びたくなります。

  • 看護展開論 (1年次後期)

    チーム医療のあり方や展開方法、患者事例に基づく看護記録・計画の作成など、看護を学ぶうえでベースとなる科目です。2年次の実習後にこの科目を設ける大学が多いのですが、佐久大学では実習前に履修することで、実習での学びの効果を高めています。

    看護学科1年

    A.S.さん

    「答えがない問いを考え続ける意味」がわかるように。

    看護の世界は「なぜそうなるのか?」がわからないと先へ進めません。ですから答えのない問題に初めて向き合ったときは「どうして教えてくれないの?」と、もどかしく思いました。しかし、演習を通じてとことん調べ、意見を交わし合ううちに「答えがないからずっと学び続ける。これが看護師の仕事なんだ!」と理解するように。今も先生を質問攻めにし、自分なりの答えを探し続けています。

  • 老年看護学概論 (2年次後期)

    将来、看護師として働く現場では高齢の患者さんが少なくありません。そこで高齢者の心身の特徴や一人ひとりが生きて来た生活史を理解し、高齢者への接し方や看護で配慮するべきことなどを学修。同時期に実施されるEBN*実習で学んだ内容を実践します。

    *EBN(Evidence Based Nursing):
    経験や感覚ではなく、最善のエビデンス(科学的根拠)と専門的知識をもちいて判断し行う看護のこと。

    看護学科2 年

    Y.T.さん

    高齢者の話に共感し続けることが、信頼関係を築くきっかけに。

    高齢になると心身にどのような加齢変化が起きるのか、講義で学んだうえでEBN実習へ。耳の遠い方が聞き取りやすい対話法などを実践することができました。EBN実習では「ライフヒストリーを聞く」という課題が与えられ、90代の患者さんを担当。相手の話に共感し続けることで心を開いてくださることがわかり、「ありがとう」という言葉も頂けるようになりました。

  • 看護学研究 (4年次)

    3年次の実習を通じて自分が興味を持ったテーマを10 枚以内の論文にまとめます。4年制大学ならではの豊富な実習体験や研究時間を利用して作成するもので、テーマが客観的な視点に基づいているか、文献や論文だけに頼るのではなく自ら体験した看護から考察できているか、論文の体裁が整っているかなど、教員から密度の濃い指導を受けることができます。最後に「看護学研究発表会」で教員や3年次生に向けて発表。評価を受けてより学びを深めます。

    看護学科4年

    S.M.さん

    脳血管障害で生きる意欲が低下した患者さんに向き合って。

    3年次の「成人看護学実習」で脳外科の患者さんの多くに意欲低下の症状が現れることに気付き、「看護学研究」でこのテーマを深掘りすると決意。ところが驚くほど研究論文や文献が少なく、どのように具体的援助につなげればいいのか悩みました。意欲低下の原因となる因子を一つひとつ洗い直したり、車いすを使った生活支援なども研究し、生活の質を上げる方法を考えました。

実習紹介

  • 看護学科4年

    A.A.さん

    病気予防や再発防止のために保健師として地域で貢献したい。

    私の看護総合実習の実習先は長野市の保健センター。母子保健事業の一環で、乳幼児を持つお母さん方に夏場の糖分摂取に関する健康講話を担当しました。どのようにご説明すれば一般の方々に伝わるのか考え、糖分量を角砂糖の個数や袋に入れた砂糖の量に置き換えて説明したところ、熱心にメモを取るお母さんや真剣に質問されるお母さんもいらっしゃいました。初めての経験で緊張しましたが、地域の人々と直接接する時間は楽しいものでした。病気になって入院する時間より、地域で暮らす時間のほうがはるかに長いもの。地域で果たす保健師の役割は重要だと再認識しました。

実習施設

最新医療を実践する病院や施設で、実習に取り組めます。

実習の現場となるのは、地域の拠点として高度医療を実践する総合病院や、地域に密着したリハビリテーションセンターなど。実習を通じて最新医療を体験すると同時に、自分が進みたい方向性を見定めることができます。


JA 長野厚生連

① 佐久総合病院本院
② 佐久総合病院佐久医療センター
③ 鹿教湯三才山リハビリテーションセンター 鹿教湯病院
④ 鹿教湯三才山リハビリテーションセンター 三才山病院
⑤ 浅間南麓こもろ医療センター
⑥ 北アルプス医療センターあづみ病院
⑦ 北信総合病院

独立行政法人国立病院機構

⑧ 小諸高原病院
⑨ 信州上田医療センター
⑩ 東長野病院

その他

⑪ 佐久市立国保浅間総合病院
⑫ 長野市民病院
⑬ 長野県立こども病院
⑭ 千曲荘病院
⑮ 上田市立産婦人科病院
⑯ 介護老人保健施設 しののめの里
⑰ 川西赤十字病院
⑱ 東御市民病院
⑲ 丸子中央病院